ABOUT
KYOTO KOUGEI WEEK について
京都には今も伝統文化が息づいています。暮らしの風俗や歴史ある寺社、文化を反映した食文化。そうした京都の風景は、日本の美意識の源泉ともいうべきものです。なかでも卓越した職人技術の数々は、京都が未来に受け継ぐべき文化資産のひとつです。私たちは手仕事を守り、手仕事を世界へと繋げていくことが急務だと考えました。[KYOTO KOUGEI WEEK]から生まれる交流が国境を越えて文化、ビジネス、技術、デザインの交わりへと繋がることを願っています。
「KOUGEI」で京都を国際的な総合交流の場へ
伝統文化と先端技術が同居する京都府。長い歴史に培われた高度な職人技は、テクノロジーやポップカルチャーと融合し、「伝統工芸」に新たな表情を生み続けています。伝統を保持しつつ、手仕事の定義を更新できるのは、世界有数の工芸文化を持つ京都府だからこそ。京都府に集積する先端産業や、大学との連携を深め、あらためて伝統文化を考え、表現する場として「KYOTO KOUGEI WEEK」がはじまります。
「KYOTO KOUGEI WEEK」は、世界中の人々と「伝統文化」や「手仕事の技」「販路・流通」などを議論し、相互交流を深めることを目的としています。私たちは次世代の工芸を「KOUGEI」と定義し、その担い手たちが存分に語り合い、学び会う場をつくりたいと考えました。手仕事は、職人だけが受け継いでいくものではありません。「KYOTO KOUGEI WEEK」は、多様な立場で活躍する多くの人々とともに、京都府から日本の「KOUGEI」を考え続けます。
*本年度2月と3月、二期に分けて様々なプロジェクトを開催していきます。
<VISION>
京都府は伝統的な手仕事による工芸に、未来志向のアートやデザイン、美意識、感性を反映したものを「KOUGEI」と定義する。
京都府は未来のものづくりを主導する「KOUGEI」の国際的な学究・発信拠点として機能することを目指し、伝統的な手仕事を現代に受け継ぐ職人や大学、企業とともに議論を続けます。
1.「KOUGEI」の開発、世界展開
2.「KOUGEI」を支える担い手の充実
3.「KOUGEI」を通じた持続可能な社会の実現
<運営事務局詳細情報>
「KYOTO KOUGEI WEEK」実行委員会
委員長 山下晃正(京都府副知事)
(以下五十音順)
委 員 梅垣 純(京都商工会議所 産業振興部 次長)
委 員 大野木 啓人(京都芸術大学 空間演出デザイン学科 教授)
委 員 木村 博光(パナソニック株式会社 デザイン本部 本部長)
委 員 田中 雅一(京都伝統工芸協議会 会長)(京都府仏具協同組合 理事長)
委 員 六車 雄一(京都市産業観光局 クリエイティブ産業振興室 伝統産業課長)
委 員 諸戸 秀樹(公益財団法人京都産業21 市場開拓支援部長)
委 員 吉田 治英(新工芸研究会 アドバイザー)(元株式会社GK京都 顧問)
<事務局>
Executive Office:京都府 染織・工芸課