「New CREATIVE」は、国内の第一線で活躍するバイヤーやプロデューサー、イノベーティブな ものづくりをする作り手など、毎月異なるジャンルの方をゲストに迎えるトークセッションです。

ゲストスピーカーのこれまでの取り組み事例や、この時代だからこそ考える新たなものづくりについてのお話を伺うことで、さまざまな視点から商流や商品開発を学ぶことができます。

今回は、西陣織の箔屋である楽芸工房の村田さん、丹後のテキスタイルブランドPARANOMADの原田さん、滋賀県守山で緞帳をはじめとする綴織のメーカー清原織物の清原さん、播州織のメーカー丸萬の丸山さんをゲストにお迎えします。

素材から生まれる新しい展開や、織物の新たな可能性を引き出す海外での取り組み、ファッション領域で挑戦を続け産地に活力を与えている事例などゲストの方々の普段のものづくりから新しい挑戦についての話やそこに生まれる課題について共有できればと考えています。


清原 聖司｜株式会社清原織物代表取締役
滋賀県生まれ。綴織のメーカー清原織物十一代目
大学卒業後、工務店勤務を経て2013年に清原織物に入社。
綴織を『縁起のよい布』と定義づけ、祝いの品々を提案するオリジナルブランド『sufuto（寿布と）』の立ち上げや、パリのUNIQLO RIVOLIに設置された巨大なテキスタイルのインスタレーションの制作など、新分野への進出を積極的に展開。綴織を百年後につなげる為に活動を続ける。
GOODDESIGN賞受賞　／　伝統工芸品産業大賞・活性化部門功労賞受賞
https://kiyoharaorimono.jp/
　

村田 紘平｜楽芸⼯房｜西陣織
1977年、京都府生まれ。
経済産業大臣指定伝統的工芸品 西陣織（製糸部門）の伝統工芸士。
西陣織 箔屋『楽芸工房』の３代目として、帯地の特徴である「引箔」の製造を行う。2019年に自社ブランド「nobegane」を立ち上げ、国内外のブランド、クリエイターとのコラボレーションなど、伝統工芸の枠を超えた新たなモノづくりんでいる。
近年の主な仕事や受賞歴に、「京ものユースコンペティション2019」準グランプリ、「日本伝統工芸再生コンテスト《第１回ロニー賞》」優秀賞、「BMW 日本の名匠プロジェクト 第３弾」などがある。
https://rakugei.jp/


丸山 洵平｜株式会社 丸萬｜播州織
1982年兵庫県西宮市生まれ。
岡山大学大学院電子情報システム工学修士。
卒業後、LEDベンチャー企業に就職、5年間企画・営業職に従事（仙台・東京勤務）
2011年、家業である株式会社丸萬に入社。
約2年間、ニューヨーク三井物産にて、テキスタイルビジネスを学ぶ。
2013年帰国。日本全国のこだわりのテキスタイルを海外ハイブランドに販売する事業開始。
2015年、自社ジャカード技術を核にしたPOLS（ポルス）製品ブランドの立ち上げ。
2021年、大阪自社ビルをリノベーションし、自社ブランドPR兼レンタルスペース「ポルストア大阪」オープン。
3児の父。現在の趣味小学生ラグビーのコーチ（ラグビー経験はありません。）
http://www.maruman-inc.jp/


原田 美帆｜ PARANOMAD代表・デザイナー
2015年、丹後に移住。同年PARANOMADを設立し、世界に1枚の「オーダーカーテン」、クッションカバー・トートバッグなどの「プロダクト」タペストリーやインスタレーション制作の「アート」と3つのカテゴリーを軸に展開。ひらく織、TANGO OPENメンバーとして産地発信のプロジェクトにも加わっている。ライターとしても活動中。
https://paranomad.net/